3.  MR 装置 (1) 全体像

  磁気共鳴現象について前頁2.で説明しましたが、では、これらの現象は実際のMR装置の中のどの部分で起こっているか、また、磁気共鳴現象を実際の画像化するのに どのような装置 (ハードウエア)が必要なのか、実際の装置と照らし合わせて見ましょう。ここでは、概略のみ説明します。

磁場の発生は、もちろんガントリーと呼ばれるトンネル状のマグネット内で起こります。

励起するためのRFパルスの送信、そして緩和後の信号の受信の役目をするのは、コイルです。ただし、コイルの送受信については、撮像部位やコイル、MR装置の性能によりそれぞれ異なります。送受信可能なコイルもあれば、受信のみ、送信のみのコイルもあります。受信コイルは、より効率よく受信するために撮像部位の近くであること、また、撮像対象や目的にあわせてその都度、効果的であるよう選択することが大切です。

受信された信号は、とても小さく、送信しているRFの大きさに比べて、10億分の1といわれており、RFプリアンプで104-5 倍に増幅されます(1)。

 

 

 

 

 

脚注) FT --フーリエ変換 (Fourier Transformation)   A/D変換--アナログ-デジタル変換